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研究交流委員会企画「問題解決シンポ」①
「山本保氏の提案「パパママ参加型保育所」を考える」

 新年度が始まり、日本子育て学会員の皆さまには、お忙しく充実した日々をお過ごしのことと存じます。さて、研究交流委員会は、学会員の研究交流の場を、大会・プロジェクト研究・地域分科会から、さらに拡大しようと考えました。

 本学会の大会や機関紙で継続的に発表・報告されているテーマを取り上げ、三位一体の観点で問題解決的に検討する場づくりを考えました。それが、研究交流委員会企画「問題解決シンポ」です。その第一回のテーマが、「パパママ参加型保育所」です。

 この構想は、子育て研究第2巻に掲載され、第4回大会、第5回大会で発表されたものです。第5回大会の報告では、「パパママ参加型保育所(事業所内保育ママ)」と補足されています。山本保氏は愛知県の社会保障関係担当の政策顧問を平成23年から務められ、この構想の実現に向け活動されています。その構想の骨子は、「この保育所は、保護者が勤める事業所(複数の提携や、学校・病院・商店街なども)の中などに3歳未満児5-6人を対象として設けます。新しい保育所類型としたいのですが、当面、家庭的保育者(保育ママ)制度に乗るように企画しました」というものです。

 山本氏からこの構想の進捗状況を約30分お話しいただき、それについて、本学会と協働を始めたNPOギッズデザイン協議会の会員企業の皆さん(デザインの視点が期待されます。企業にお勤めの保護者もおられます)、未満児保育を担当する保育士、発達心理学、保育学(保育制度)の研究者がそれぞれの視点からコメントを加え、さらにフロアーの議論に広げて、この構想のメリット、デメリットをリアルに浮かび上がらせたいと考えます。

 学会員の研究交流をメインとしますが、形態は公開とします。会員におかれましては、お知り合いの非会員の皆さまと共に奮ってご参加いただきたくお知らせいたします。

1.日時: 平成26年5月18日(日)13:00~15:30

2.会場: 白百合女子大学3号館(チャペルの隣の建物)3115教室
        (東京都調布市緑ヶ丘1-25。
       京王線仙川駅から徒歩約10分。アクセス図をご参照ください)
       ※地図表示(別のウィンドウに地図の画像が開きます)

3.司 会: 矢澤 圭介(立正大学)
講 演: 山本 保(愛知県政策顧問、日本教育大学院大学客員教授)
        討 論: 大橋絵里子(3歳児の保護者、株式会社ミサワホーム)
        討 論: 河合とも子(株式会社ズームティー)
        討 論: 上井 一哉(株式会社積水ハウス)
        討 論: 岩崎 結衣(日高こどもえん保育園)
        討 論: 繁多  進(白百合女子大学)
        討 論: 高橋 貴志(白百合女子大学)

以上