ウチの子たちの個性(会員1さん)

梅崎  とりあえず、今日は、個性の話と子育て支援の話と育児不安の話と、プラス夫への愚痴、不満。じゃあ、この順番に従って行きたいと思います。大体、一つのエピソードに30分ずつぐらい、と思ってるんですが。順番、このとおりでいいですか。個性の話から、お聞きしてもいいですか。どなたからでも。

岡本  どうして、これを選んだのか、とか?

会員1  みんな違ってって言うけど、なかなかそれがおおらかに認められないとき、ありますよね、ということを私が言いたくって。うちの子どもの話していいですか。うちの上の女の子が、笑わないし、しゃべらないし、あんまり抱っこしても懐いてこない。保育園とかで抱っこすると、こうやって全身預けてくる子ばっかりなのに、よその子もそうなのに、うちの子抱っこしてると、こうやってすごい嫌がるんですよ。抜け出していこうとする。

岡本  いつぐらい?

会員1  もうちっちゃいときからです。1歳とか、もう自分の好きなとこに、だーっと行っちゃって。みんなにマイペースよね、いいわよね、将来楽しみよねとか言われるんだけど、追いかける親は、いや、そっちは危ない、もう1人でそっちに行っちゃったら迷子になっちゃうのにとか、保育園の遠足でも迷子になっちゃったんですよ、ということがあった。やっぱりそうかみたいな感じで。
 でも、みんな違っていいのよねって言ってくれる間はいいんだけど、それはやりすぎで困っちゃうわっていうこともいっぱいあって、面白がれる間はいいんですよ。そこいら中から草のツルを引っ張ってきて、体中に巻きつけて、首とかにも巻いて遊んでますねとかって。面白いから写真撮っちゃいましたとかって、園長先生には言われて、あははって笑うんだけど、何かそれぐらいだったらかわいいんですけど、ちょっと、ええって思うような、どぶの中歩いたりとか、ちょっとそれはみんなの前でやめてほしいわっていうこととかしてた。
 保育園の卒園式でも、何になりたいのって聞かれて、言えない子だったんですよね。何にも言えなくて、うーんってなっちゃって。前に聞いたら、ウルトラマンになりたいそうですって、園長先生が代弁してくれて。みんなで笑ったんですけど。笑ってる間はいいけれど、本当にそれでどうなっちゃうのかなっていうのは思ってて。
 でも、20歳になると普通になっちゃうなっていうのは、やっとここで、何かやっと普通の人になってきた。

岡本  逆に言うと、20歳になるまで、まだ普通になるなっていう感じはなかったっていうこと。

会員1  なかったんです。その間もやっぱり、ちょっと強迫観念的なところがあって、ずっと手を洗ってたり、今でもちょっとあるんですけど、下に、例えばキャスターなんかで家の中に荷物を持ち込むときがあるんですけど、そのときにキャスターの車をすごい丁寧にふいて、それでも車が床につくと、そこが汚いから私の服、そこに置かないでとか、いまだに言うんですよ。
 女の子なんですけど。その割には自分の髪の毛とか、そこら中に散らばってても全然気にならないようなところがあって、私にはその落差がちょっとわからない(笑)。まだ、ちょっと私、理解できないとこあるなっていうところがあって、自分の子だけど、私にはない行動(笑)。
 それでも親だから、私の前でやるのはいいんだけど、それ、よそ行ったら嫌われるねっていう感じで、言うしかないかな。なかなか受け入れるのに時間がかかります(笑)。でも、もう成人もしちゃったし、何とも言えないんだけど。
 本当、幼児のときとか小学生とかは、中学生もひどかったんですよ。とにかく食べなくなっちゃったりとか。32キロぐらいになっちゃって、これで30キロきったら入院だわって思ってて、拒食症の方のエピソードありましたよね。よくわかります、本当に。急にでも、お菓子買い込んで食べちゃったりして、どうにも、私も何と声かけしていいのかわからないときもあって、それこそ育て方悪かったのかなとか、もっと何かできたんじゃないのかなって。
 それをずっと思ってて、だから、そういうときに過去の記録見るのがやっぱりつらくなっちゃうんですね。この頃に何かヒントがあったかも、でもそれはもう戻れない。そういう思いがあったかなと思いますね。その頃なんですよ、やっぱり捨てちゃったのは。行き詰まってて。でも、過去にはもう、何も見いだせない。でも、実際、結局思い出して、この子、そういえば絵を描くのすごく好きだったし、絵は上手でほめられたし、そういうことあったなってやっぱり思い出してきて、昔の絵とかをその辺に飾ったり、もう一度絵描いてみないって誘ったら、かなりやっぱりそこら辺から持ち直してきたので、過去とは離せないんだけど、自分で振り返るのもちょっと嫌だったなって、あの頃は思います。

岡本  前への向き方だったわけですよね、きっとね。

会員1  そうなんですよ。後ろ向きな感じがしちゃうと嫌だなというふうに。ただ、前向きにこれやってみたら、もしかしたら、この子うまくいくっていうふうに思い返してみるのは、すごいよかったんです、私にとってもよかった。あんないいときあったんだよなっていうふうに。

岡本  そのときって、きっと書かれたものより記憶のほうが大事だったってことですよね、きっと。

会員1  記憶、そうなんですね、多分ね。そのほうがバラ色になってるんですよ。やっぱり、ある程度。美しく、脚色されてるところもある。そういえば、こんな楽しく絵描いてたなって。その準備段階では、多分けんかもしてんですよ。やんないとかって言われたり。でも、その辺の記録は覚えてないから、記憶もないしね。
 やっとその頃に、あの記録があればなって今、思える余裕が生まれたんだなと思いますよね。だから、みんな違ってはそうなんだけど、建前はそうなんだけど、そこをうまく受け入れられるかっていうのは、周りの人もやっぱりあきれてるようなときもあったしね。難しいもんだよね、本当に。思いますね。

梅崎  面白い。お嬢さんにもお話聞いてみたいですけど(笑)。会員2さんいかかですか。


ウチの子たちの個性(会員2さん)

会員2  私も、人に個性だって言われたら、ぱっとこれは個性なんだなってわかるんです。でも渦中にいると全くわからなくて。赤ちゃん産まれたばっかりのときって、もう全くわからなくて、私、緊急帝王切開で赤ちゃんに会うのも、ちょっと落ち着いて会うまでも時間がかかったんですね。3日間(点滴で)つながれてて。
 それもあってか、授乳するときとかに、ちょっと何て言うか、わからない。わからないっていうか、う、うん?っていう違和感があって、何でこの子こうなんですかねっていうのを、授乳のときにぽろっと言うと、看護師さんに(広島なので広島弁で)個性じゃからねって言われて。個性という一言で全部そうなの?て思ったけど、これだけ見てる人が言うっていうのは、そうなんだろうなって思って。実績があって、これが個性ですよって言われたら、結構すんなり、ああ、そうなんだって思って。この子はこういう子なんだなというのがわかって。

岡本  ちなみに、こういう子ってどういう子のこと?

会員2  握ってやったりすると、すごい力強くてびっくりするんですよ。ちっちゃい手だしぎゅっとなったり。ここいら辺とかにぎゅっとやるから、びっくりして、あっと思って、みんなこんな感じなのかなと思ったら、これ、個性じゃからって言われて。確かにそう。
 ほかの子は声も小さいけど、うちの子はギャーって泣くし、すごい腹筋が強いのかわからないけど、声もすごくでかいし、虐待もしてないのにおっきい声で泣くような感じの子だったから。これは多分、相当力強いじゃないかと勝手に自分で、これは、個性だと。いいほうの個性に。

岡本  いや、だって、生命って感じ(笑)。

会員2  ふーんと思って。がりがり動く感じも、すごく力強く動くので、なんだ、こりゃと思いますね。私は、女、女、男だったので。

梅崎  ご自身が?

会員2  はい。それで、すごいびっくりして。それから、いい駄々もこねるし。SLが行くと、SLを見ながら乗りたいって言うんです。でも、SLなんて乗車券がないと乗れないんですよ。たまたま見たら乗りたいって言って、道路の上でいい駄々こね始めるわけですよ。

一同  (笑)

会員2  何を言っても、もうだめ、乗りたい、乗りたいって。わかったって。今度乗ろうね、今日はだめだけど今度乗ろうねって言って。

岡本  聞きました?

会員2  でも、全然聞かない。父親は園長だったんですね。小学校の校長と園長と両方やってたので、わかるんですよね。これはちょっとなかなか聞かんのうって言い始めて。聞かないね、まあ、いっかって言って。2歳ぐらいのときですね。これはもう、こういう子だと。どうやってもこういう気質だと。本当にもう気質なんです。これをコントロールする方法を覚えようと。
 鍼灸に通ってみたり。小児ツボみたいなのがあって、こういうところつんつんすると快感が得られてとか、背中のツボをこうするといいとか。いろいろ試しました。お灸もあるんですよ。線香の先を温めて、それでこうやるといいとか、小児針とかいろいろあって、やってみたりとか。要するに、マッサージですよね。赤ちゃんのときもベビーマッサージやってたんですけど。だから、マッサージしたりとか。これはここのツボをちょっとやるか、みたいな。こうやって、ちょっと気がさめて気持ちよくなったところで、気分変えるとか。
 そういうふうに切り替える方法を、馬を乗りこなすじゃないですけど、そういうふうにしていくっていうふうに、自分を変えるしかないですよね。相手が変わらなければ自分が変わるしかないので、そういうふうにいろいろやりました。

梅崎  効き目はあったんですか。

会員2  結構ありますよ。それと、意外とほかの子に効くんですよ。40ぐらいで友だちが子ども産んだので、みんなでご飯とか食べるとき、わあって泣くときあるじゃないですか。そのときにちょっと背中のツボをこうやってやると、すごいゲラゲラ笑ってよだれ垂らして、超喜ぶの。

一同  (笑)

岡本  背中。

会員2  これ超効く。やらして、やらしてって言ってやってると、やははって笑って。すごいねこれ、と言われて、ここにこうするんだよって教えて。意外と効きます。

梅崎  へえー。

会員3  初めて聞いた。

会員1  私も保育園で知りましたよ。この辺こうやると寝るとか、この辺を押して足の裏押したりすると割と寝やすいっていうの。

一同  (笑)

会員2  トントンっていう、マッサージ程度にやると、結構、刺激が脳に行って、気分がちょっと変わる、落ち着くっていう。

岡本  早く知りたかった。早く知ってよかったですね。

会員2  すごく困りましたもん。私、1人でこっちで育てたから。主人は仕事だし、1対1で見なくちゃいけないから。

梅崎  実家が離れていて、こちらで。

会員2  主人の実家も遠方だったので、誰もいなかった。何かあったときに、おばあちゃんを呼ぶことができないので。

梅崎  そうですよね。

会員2  子どものとき、結構よく入院してたんですね。子どもが。

岡本  肺炎とか?

会員2  腸重積と、

岡本  あら、大変。

会員2  腸重積とか、何万人に1人とかなんですよね。

梅崎  大変。

会員2  でも、それは実家に帰ってるときだったので、逆に今年、もう宝くじ買ったほうがよくない?みたいな。

岡本  そう、かなりの確率で(笑)。

会員2  逆もあるさ、みたいな感じだった、そうなったら。あとは胃腸炎とか。単純性熱性けいれんがあったので。熱が出るともう座薬入れてっていうのがあったので。すごい大変だったんでね。だから、何とかほかの健康なときだけでも過ごしたいじゃないですか、平穏に。なので、マッサージは効きます。

岡本  マッサージって親にも効きますもんね。

梅崎  そうなんだ。

岡本  それ、やってる間、実は待つ時間にもなるんですよね。効く、効く、効くって自分にも言い聞かせられるから。

梅崎  なるほど、なるほど。

会員2  そうですよね。

岡本  キレるまでに、3、2、1キレてやるっていうのじゃなくって、効く、効く、効くってね。

会員2  とりあえず、待ってみるというか、期待感を持ちながら、子どもに言い聞かせるというか、何とかなれ、何とかなれっていう。

会員1  そう、そう、そうですね。

会員2  暗示ではないけれど、そういう感じですよね。

会員1  間が持つっていうかね。

岡本  私、おでこのフーだったかも。

会員1  おでこ?

岡本  私、生え際好きなの、赤ちゃんの。

会員1  ああ。

会員3  わかる、好きです。

会員1  かわいい、ふわふわって。

会員3  ちょっとぺこぺこするあたりの。

岡本  何か効くかどうか、わからないけど、とにかく、

会員3  寝れないとか、寝せようと思うとき、ここ、こう、

会員1  この辺とか、そう、そう。

梅崎  へえー。

会員1  額とか眉とか、

岡本  眠くなって、こっちが寝たいのに、寝てくれないっていうときに、子どもの生え際をさわることで、何かこう、

会員1  癒やされる。わかります。

会員3  励まされてたのかなとか、あれ。

会員2  それ、子どもに伝わるので。

岡本  きっとね。

梅崎  じゃあ、(大人が)落ち着いて、それが(子どもに)伝わって、またこう。

会員2  伝わって。伝染しますよね。リラックスってね、きっと。

梅崎  うん、そうだと思う。なるほど。会員3さんは。


ウチの子たちの個性(会員3さん)

会員3  はい。私は一人っ子で、さっきも言ったように、反抗期がないぐらいに、本当に穏やかな子どもだったんですね。この子、起きてんの?寝てんの?と思うぐらいに。本当に新生児のときでも、起きて普通泣くじゃないですか。うちの子は、目開けてバブバブみたいな感じで。あ、起きてた、おっぱいの時間か、みたいな感じだったので。本当に、そういった意味では手のかからない子だったんだと思うんですね。

梅崎  穏やかな。

会員3  穏やかな、ええ。気にしてなかったのかもしれませんけど。ある程度大きくなると、母親学級の赤ちゃんと一緒に遊んだり、あるいは公園仲間と遊んだりとかしても、そこから初めてほかのお子さんと比べるわけですよね。一人っ子で初めて育てたわけですから。そうすると、あら、随分とのんびり屋さんだったのねと初めて気がついて。
 例えば、自分でおもちゃを公園に持っていきますよね。今日は三輪車とこのカップを持って行こうと。公園に行くと彼女が遊ぶ前にほとんど全部ほかのお友だちに持っていかれちゃうんですよ。この子は何をするのかなと思って見てると、いーよとかって言ってて、ぼけっとしたまま。それで泣くとか、何かをするわけでもなく。こでまたお友だちと一緒に遊んでいる。かえってほかのママとかが、あれ、みんな持ってっちゃったけど大丈夫って言ってくれるんですけど、私は家に帰れば遊べるからいいよって、それで彼女は満足して公園から帰ってくる。ちょっと心配だなと思ったんですけど、今、思い返してみると、今も変わらないんですね。本当にのんびり屋さんで、だから、それが彼女の長所なんだっていうふうに思いました。
 幼稚園受験して、そのままずっと下から行く学校だったので、それじゃと思うときにちょっとびしびしとしてみたんですけど、結局、基本は変わらない。何かをしているお友だちを、じっと見てにこにこ笑って終わるような子どもだったです。だから、これが彼女の長所なんだと考えると、赤ちゃんのときから、何か劇的に変わっていくっていうのじゃなくて、本当に20年も前のあの時のあの子のままな気がします。私よりうーんと主人が優しいので、多分、彼に似たと思うんですけれども、そういう気質を無理に変えるとかじゃなくて、それもありだなっていうふうに思って見てると、子どもって何かあんまり変わらないで育つのかなって。
 学校で先生と面接をしますよね。そうすると、どの学年の先生にも、ちょっと自慢じゃないですけれども、

岡本  自慢してください。

会員3  お母様よくお育てになりましたねって言われるんですよ。クラスの皆さん、うちの娘がいると、お友だちとけんかにもならないし、ものすごくたくさんのお友だちが助けられていますって。

梅崎  へえー。すごい。

会員2  素敵ね。

会員3  そのあとに、唯一、そうですね、唯一振るわないのはお成績でしょうかって笑われると、ひえーとか思いながら。それは、成績では死なないしとかって思ってればいいことだったので。だから、私もさっき、ちょっと空白にしたいと思ったのは、多分そういう娘を見て、自分はばりばり仕事をしていたんですけど、辞めて子育てに入った人間なので、いらっとすることがあって。
 実は、これは最後の虐待のところでお話ししようと思っていたんですけど、そういう部分があって、自分としては、そんなのんびりしてたら、この世の中生きていかれないわよとか思う部分があったんですけど。

梅崎  はがゆい、みたいな。

会員3  でも、主人はのんびり屋さんだから、その辺が家族の中で調和されて、彼女のいいところはそのままそれが直らないで、ずっといった。私はそれを見てて、あるとき、これが彼女の長所なんだなと思ったときから、自分の心もちょっと救われたような気持ちになって。

梅崎  へえー。

会員3  だから、みんな違って、それでいいんだよっていう言葉は、ありだなって思える子育てでした。はい。

梅崎  公園でおもちゃ持って行かれちゃって、お嬢さんですよね。そのときに会員3さんもだから、どっしり構えておられて、どうするのかなって見ておられたっていうのが。

会員3  初めての子だったので、どうしていいのか、多分わからなかった。

梅崎  中にはばたばたしちゃうお母さんもいらっしゃるんじゃないかなと思うんですけど。

会員3  ああ。多分、お友だち、周りに恵まれていたんだと思います。母親学級も公園デビューも、幼稚園以降のずっと下からのお友だちも、本当にママ友に恵まれていたから、何かあっても、かえって私が何もしないでいると、大丈夫なの、みんな持ってっちゃったわよ、と周りのママのほうが心配してくれるぐらいで。そしたら、もし本当に子どもが遊びたければ、その持っていったお友だちのとこ行って遊ぶからいいよって言う、そんなもんかなって、周りも思ってくれると、その部分が下手に押し込まれないで、いいよの部分が、ずっと続いた。

梅崎  連鎖で。

会員3  というように、今、思えば、思います。そのときは、何回もやっぱりそれが続くと、これでこの子は満足してるんかなと思うときもありました。そういうのを多分、文章に書いてた時期もあったと思うんです。

岡本  いや、中にはそれで子どもに嫌って言いなさいって言わせる方も。

会員3  ああ。

梅崎  ありますよね。

岡本  家で嫌っていう練習して。

会員3  それは親、違いますね。嫌と言えというのは、親のほうが違う。

岡本  だから、やっぱりどしんと構えられてたんですよ。

梅崎  と思う。

岡本  そう、100%全部いいと思えることはなくて、バランスの中でちょっと気になるけど、「まあ、いっか」っていうところで、大体、子育てって動くじゃないですか。

会員3  なるほど。そうですね。ちょっと気になったけど、まあ、いいかだったんだと思います。

梅崎  折り合いをつけて、何とか。

会員1  すごいですよね。大概、泣いちゃう。泣いたり、わあって怒ったり、相手をたたいたり、する子を目にするから。うちの子も含めみたいな。

会員3  だから、本当にのんびり屋だったと思います。穏やかに。

会員1  すごい。穏やか。

岡本  近づいて来るだけで、ふーってなる子もいますよね。

会員1  そう、そう、取られるっていう感じで。かーとなったり。

岡本  その子はその子で賢いんですけどね。予測ができるので、あ、近づいて来た、いつもの状況になるぞ、で、先に叫んでしまう。

梅崎  うちはそれでひやひやしますね。ちょっとアグレッシブな感じなので。

会員1  それはそれで、個性なんですよね。だからね。

梅崎  なんでしょうね。

岡本  スポーツにはいいんじゃないですか。

梅崎  弱い人に強いだけなんですよね。うちの子は息子なんですけど、女の子とかが来ると強いんですよね。でも、男の子で強そうな子が来ると結構逃げちゃうみたいな。

岡本  賢いじゃない。

会員1  そんなもんですよ。賢い。そう、そう。

会員3  ちゃんと見ているってことですよね。

会員1  そう、社会的にちゃんと見てるんですよね。

梅崎  でも、いろいろですね、似たような場面でも。そうやって考えると。


ウチの子どもたちの個性(ついでに梅崎さん)

岡本  じゃあ、そのついでに梅崎さん。

梅崎  僕もですか。

岡本  そりゃ、そうですよ。

会員1  そうですよ(笑)。

梅崎  あんま、ないな。でも、俺、こんなにエピソードが出ると思わなかったんですよね。すごい、こんなに出るんだと思って。めっちゃ、面白くなってきた。

岡本  人の子育ての話、面白いでしょう。

梅崎  面白い。聞かせていただくと、皆さんがおっしゃったことなんですけど、ああ、そうか、俺もこいつのこういうの変えたいなって娘に息子にも思ってたけど、まあ、しゃーないかなとか、いいかなとか、ちょっと思えるなと思います。

会員3  でも、それ、あんまりその後、変わらなかったらどうします?うちの子のように。

梅崎  でも、それできっと生きていくのかな。

会員1  どっかで帳尻合わせますよね。

岡本  言葉にするとすごく簡単なんだけど、いいところを伸ばすってそういうことなんですよね。個性があって。

梅崎  うーん。考えさせられるな。

岡本  これが現役(笑)。

会員1  現役パパです。

(次回に続く)