市民参加型の、新しい学会のかたち。

研究プロジェクト

研究プロジェクトについて

研究プロジェクト推進委員会委員長  望月雅和

研究交流委員会委員長     森脇健介

 研究交流部門に設置されている本委員会は、本学会の理念である実践的な支援者・保護者・研究者の学際的な研究をもとに、各プロジェクトによる活発な学術活動、および全体の体系化に努めております。

 各プロジェクトについては、以下の活動の説明をご覧ください。

研究プロジェクト委員会について

詳細は画像をクリックして表示されるPDFをご覧ください

研究プロジェクト紹介

青年期・生涯学習研究

本プロジェクトの新代表のリードによって、保育者養成とモチベーション関連の発表を外部招聘と共に本学会の大会研究発表で開催するなど、活発に研究を展開しています。

※参考文献:「保育者養成校の「学習モチベーション」および「相談支援」に関する継続的研究 の方法について(本学会大会発表、2022年)」、「教育相談と子どもの発達」『子育てとケアの原理』(北樹出版、2023)

2023年度以降は発達とモチベーション関連に加えて社会的養護に関しても、学会での発表を目指して内外連携を進めていく予定です。また、本年以降は、特に近年重視されている「社会的養護」もキーワードにしつつ、内外連携を含めて学術活動を推進する。

保育者養成の学際的研究

保育者の保護者支援に注目して研究を進めており、原著論文発表の成果を出しました。現在は現場の保育者の意識を分析しています。2022年度以前から、新型コロナの影響等で大会等での発表はせず、次の研究成果発表へ向けて継続して模索をしております。

今年度は、まず研究者の顔合わせから再開し、新規メンバーも迎え入れたいと思います。また、地域連携部門等と連携して、保育者に対するSDGs教育等についてシンポジウムを行う予定です。

教育とケアの学際的研究

ケアに関わるものを体系化プロジェクト、内外の連携で大会にて、シンポジウムを企画開催しました。また、体系化や内外の研究者と、新版の書籍も刊行をいたしました。

他プロジェクト、および、内外、その他流動性をもち、学際的にケアの問題の研究を進める予定です。また、大会にて関連の発表もする予定です。

子育て支援学体系化に関する研究

本年も、本委員会に関わる子育て学の体系化に努めた。特に、本学会大会においてシンポジウムを開催して、関連のポスター発表をした。『子育てとケアの原理』において、体系化の成果も示したが、今後、より学際的、本委員会の各プロジェクトを含めて体系化に注力をしていく。

前年度に継続し、子育て学体系化につとめ本学会でのシンポジウム等に貢献するとともに、活発に活動をしていく予定である。

子育てと文化

第11回日本子育て学会ポスター発表を行いました(松山寛・佐々木由美子(2019)「子育てと文化」プロジェクトー外国にルーツを持つ中学生の学習支援からー 日本子育て学会第11回大会発表論集)。ブックレビューに著書を紹介しました(佐々木由美子(2020)多文化共生保育の挑戦-外国籍保育士の役割と実践- 明石書店)。大泉町長へのインタビュー企画はコロナ禍により実現できませんでした。外国人集住都市会議報告を行いました(令和5年1月27日開催)。

第14回大会ポスター発表「山口の朝鮮学校での絵本読み聞かせ・読み合い活動の意義」の発表者(姜先生)を交えての研究会を実施します。外国につながる子どもの教育を視点とした勉強会を月1回程度開催予定です。シンポジウム企画の方向性と内容について検討中です。子育て研究第15巻の大会報告に投稿することを計画しています。

子どもの生活研究会

2022年度では12月から3月にかけて、都内にあるNPOの協力を得て、子育て中のお母さまを対象に「地域のつながり」「子育て」をキーワードとした半構造化面接調査を行いました。

2022年度12月から3月にかけて実施した半構造化面接のデータ分析を進め、2023年度では学会や論文で、その分析結果を発表していくことを目標として活動して参ります。

公共経営と倫理・法の研究

2023年度より新設

近年、ハラスメントや児童虐待、経営倫理、研究倫理など公的、私的な分野で人権や法、倫理の視点は非常に重要になっています。学会、組織経営、研究交流でも、この点は著しく重要となり、倫理的な観点も同様に求められています。本学会でも、学会の倫理憲章の制定、研究交流委員会の設置など、活発な動きがあります。

本プロジェクトでは、新たな研究プロジェクト「公共経営と倫理・法の研究」を設置して、特に関連分野に資する研究することを目指します。まずは、本年理念や本学会の倫理憲章等を基礎とし、プロジェクトの基礎を整備して、学会発表等に備えます。

子育てと保育に関する実践的な研究

本プロジェクトの中心の主題は、特に学会の理念である保護者と支援者にフォーカスする有意義なものとなっている。2022年も活発に活動して、現場の子育て支援の在り方に関するセッションを学会大会内で開催をした。

本プロジェクトは、特に学会の理念である保護者と支援者にフォーカスする有意義なものとなっている。特に本年度以降は、近年に注目される学童保育などにも焦点をあて、学会の理念に基づき、学会大会など内外に見える形での成果発表をだすべく尽力をする。